最も古い瀉血の方法は、安易に静脈を切開する方法だ。
現代におけるメス、英語でいうところのランセット(Lanet)を用いる。
これが進化すると、「皮膚にカップを当てて吸入する」という方法になる。
こめかみ、耳の後ろなど、肌の薄いところにカップを当てて、血を吸入するのだ。
原理は注射器と同じだが、穴の開いた皮膚を上から吸うところが異なる。(痛そう!)
吸入法瀉血のために、様々な器具が考案された。
お手持ちのブラウザの検索欄に「瀉血 器具」と入力してみていただきたい。
たぶん、一番上にバティンの持つ武器にソックリな道具の画像が出てくる。
これが吸入法のために皮膚に傷をつける道具だ。
英語ではArtificial Leech、つまり「人工ヒル」と言う
使い方は説明するより動画をご覧いただきたい(多少痛そうなカットがあるので注意)
この動画を見るとわかるが、後ろを引っ張る構造は、彼女の持っている武器ときちんと同じである。
中の人の調べものぶりを称賛したい。