Lesser Key of Megiddo72

諸君、編集者はサイコパスが好きだ。

ブライニクルってなに?

凍結した海面から海中につらら状の空洞の氷がのびる凍結現象。
Brine(塩水)とIcicle(氷)がドッキングしてできた言葉のようだ。
ネットフリックス加入者は「フローズンプラネット シーズン1-5:冬」で見られる。
TV番組ードキュメンタリーの項目で調べよう。
ウニとヒトデの速さを見てもらえばわかるが、ネットに無断転載されている映像ではわかりにくいが、あれは「早送り」なので、実際にあの長さが凍結するには相当の時間がかかる。
見てもらえばわかるが厚い氷の下の映像は素晴らしく、メギドのフォルネウスの暮らす環境のイメージの元として非常に優れていると思う。
教祖押しの人にはぜひ見てほしい。

なぜこんな現象が起きるのか?

・極寒地、海の中は地表より暖かい。
・塩水は真水より凍りにくい
・よって濃い塩水は0度以下に温度が下がっても液体のまま
・海面の水分が凍結する場合、塩分は排出される
・よって氷の直下の水は塩分が濃くなる
・塩分により凍結しないので液体のままキンキンに冷える
・塩分濃度の濃い水は重いので下降する
・下降する濃い塩水は、より薄い周囲の塩水の凍結より温度冷たい
・下降する濃い塩水の周囲の水は即座に凍結する
・これを繰り返すと空洞の氷柱が形成される


こうか?専門外なのでなにもわからない……助けて……

しかし「全てを凍らせる死のつらら」というのはやや過剰表現である。
そもそもブライニクルの形成には諸条件があり、発生頻度は高くないと思われる。
ついでに凍死するのは海底から逃げられない生物であり、ウニ、ヒトデなど足の遅い生き物である。
冷たい海の生き物の体液は基本的に0度ぐらいでは凍らない。
海底の棘皮動物を凍結させるブライニクルは、生き物の体液の凍結温度を下回る冷たさということか。
濃い塩水を含んだつららをまるごと飲み込むということは、塩分を摂取しているのかもしれない。

編集者は数字が読めないという致命的な弱点があるので、もっと気になる人はwikipediaを拝見していただきたい。
フォルネウスのカウントアップが2018/10/26、その後どなたか201811/11に英語版の訳を加筆している。

このページの参考文献

フローズンプラネット シーズン1-5:冬(2001、ネットフリックスにて視聴)

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