Lesser Key of Megiddo72

※紹介文には記者の主観が含まれます
このページは学術的ではありません。
記者はアマチュアで、このページはサブカルチャー愛好者の創作支援のために書かれています。
随時増える模様。




Lesser Key of Solomon

「レメゲトン」、一番有名なの。
ソロモン王が書いた!との受け売りなのだが、その実態については説明が非常に難しい。
なにしろこれは写本の写本の写本の……写本、というコピペの連続で成り立っているものだからである。
これらの起源は今偉い人たちが研究している。と思う。
有名なコピペ元に「Sloane Manuscripts」の「MS 2731」、「MS 3648」、「MS 3825」がある。
サー・ハンス・スローンというイギリスの収集家がコレクションしたのですろ〜んまにゅすくりぷつと言い、彼のコレクションは死後寄贈されて大英博物館の基礎になった。
(National History Museum: About Sir Hans Sloane)
とにかくいろいろ参照されているので、詳しく知りたい人は各自調べられたし。
一番「レメゲトン」として出されるJoseph・H・Petersonの奴は17世紀英語で書いてあるので非常に読みにくい
リンク参照。

Ars Goetia

「ゴエティア」、一番有名なの。
レメゲトンは5冊後世なので、そのうちの一冊。
「ソロモン72柱」というとここに載ってるリストを指す。

  • リンク
 (2001)
洋書だが、Joseph・H・Peterson版が綺麗におさまっていて形式としては大変読みやすい上に、付録に悪魔の偽王国とその英訳までついてくる。
ただし英語は17世紀仕様なので、17世紀語がわからないとちんぷんかんぷんになる。

Pseudomonarchia Daemonum

「悪魔の偽王国」、ラテン語。
Johann Weyer (1577)
実は「De praestigiis daemonum」第5版の付録である。付録である。
69体のリストがあり、うち68体はゴエティアと重複している。
  • リンク
「レメゲトン」のリンク参照。
ラテン語なので本当に読みづらい。
だが俺はラテン語に挑むぜ!という人は参考文献で語学の案内をしているので頑張ってほしい。

Liber Officium Spirituum

レメゲトンと悪魔の偽王国のコピペ元の一つ。
コピペの宿命として、単一のコンテンツとしてまとまっておらず、差分があちこちにちらばっている。
リンク先で読めるのは英語とラテン語が混ざっていて頭が爆発しそうになります。
  • リンク
(pdf)Book of magic, with instructions for invoking spirits, etc. (ca. 1577-1583)
書籍版:

Munich Manual of Demonic Magic

「ミュンヘン降霊術手引き書」詳細調査中。ラテン語。

14.7cm×21cmしかない小さな本。バイエルンの図書館蔵。
ミュンヘン降霊手引書オンライン複製
http://daten.digitale-sammlungen.de/~db/0003/bsb00...
メモ
バルバトス132~

Dictionnaire Infernal

「地獄の辞典」。
Jacques Collin de Plancy (1818)
コラン・ド・プランシー?が生んだ19世紀版、「意味わからんクソオカルト本の祖」。
残念ながら記者はフランス語が全く読めないのでコメントがしづらい。
  • リンク
Dictionnaire infernal (1818) (Google Book)
Dictionnaire infernal (1844) (Google Book)

抄訳編集版の和書がある。
索引が使いづらいことを除けば、レトロなクソオカルト本の空気が楽しめる。おすすめ!
価格が中古で安価なのもおすすめ。
 
講談社の文庫版は残念ながら持ってません、誰かください。

The Discoverie of Witchcraft 

「妖術の暴露」
Reginald Scot (1584)
  • リンク
(全文) The discoverie of witchcraft

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